聞こえ シリーズ

かとうかずみはこのところ「耳」というテーマを取り扱っている。耳は人間動物に大抵ついていて形状は多種多様である。耳と言う文字だけを捉えても 耳は音を聞く器官-音-

脳-言葉-コミニケーション-情報-音楽といくらでも広がって行く。そのほんの少ししか形に表わすことしかできないが かとうの世界も広がってゆく。創る行為から現代の社会やそこにいる自身を考えて行けるのではないかと考える。

かとうの仕事を彫刻という分野に置くとおかしな話になっていくので 一応立体と決めてみる。

学生時代 彫刻学生が金属、石、鋳造、粘土等素材等を分けて勉強したり石など重い素材を扱う石場では仲間同士が手伝いあって作業をする。夜は一緒にに飲んでというスタイルが良いとする風潮があった。私は下戸で身体は小さくそれは男たちの遠いところの世界という感じであった。

ベニヤ板を繁く使うことが多い。色をさして立体に組んでいく仕事。蝋を溶かしてあれやこれやと小さい形を作り鋳造をしてもらうこと。発泡スチロールで形を作り鉄や紙に置き換えるなど小さい身体に見あった立体がかとうかずみの出自と言えよう。

かとうの使う軽い、弱いなどと言う物質性と鉄や石や金属等の特性と戦おうと思ってる訳ではない。表現と言うところからみると素材の違いはあるが表現することに変わりはない。ベニヤ板や発泡スチロール、フレキ管の素材を使い分ける方法論など何もない。その辺の微妙なところは周りの職人さんが先生である。